
わが家に初めて来たお客さんは、少し躊躇しながらこう聞きます。
「これって、座っても平気?」 私は決まって答えます。
「もちろん。100キロ近い人が座ったこともあるよ!」
遠慮がちに座る友達には、さらにこう付け加えます。
「気持ちいいから、もっとユラユラ揺れてみてよ!」
みんな、ユラユラユラとしばらく揺られています。
私にとってももちろんお気に入りのハンギング・チェアです。
(私はつい「ブランコ」と言ってしまうのですが・・・)
夜、お酒を片手にユラユラ揺れたり、
朝、とくに意味はないけどユラユラしてみたり。
あんまり揺らすと酔いが回るので要注意(笑)。

きっと、「見たことある!」とおっしゃる方も多いでしょう。
そう、IKEAの商品です。
わが家の家具やキッチン用品を揃えるのには、ネット・実店舗を問わず
かなりいろいろ探しましたが、中でもIKEAにはずいぶん通いまして。
IKEAの基本精神(?)はDIY。IKEA家具の組み立ては意外と大変だし、
うちの場合、家具はすべて白いペンキで塗るので手間もかかりますが
リーズナブルなお値段で買えるので、相当重宝しました。
洋服用のクローゼット、カウンターチェア、キッチンの細々とした小物たち・・・
IKEAが日本に来てくれてホントよかったです。ありがとう♪

そういえば、梁からぶら下げているハンギング・ポットもIKEA製。
これもとってもいい商品なのですが、もう売っていないのです・・・。
こんなかわいらしいお客さんも愛用してくれる、幸せな白いイス。
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Veronica
白いタイル。木の窓とブラインド。外国製のシャワー。木の棚、木の扉。
これが、わが家のバスルーム(正確にはシャワールーム)を構成する要素です。
スペースさえあれば、猫足のバスタブを置きたかったのですが!

シャワーはイギリス製です。イギリス製がほしかったわけではなく、
一般的なメーカーのものだとなかなかイメージ通りのものがなくて。
ネットで取り寄せましたが、意外と安かったです。
この場所、もとは事務所の給湯スペースとして使われていた一角。
「狭いのに」「窓枠をアルミにしないと・・・」とあれこれ心配されたものです。
木造。古い。狭い。マイナスにとらえればそれまでですが、
それは、言い換えれば、「手を入れやすい」ということ。
せっかく味のある木枠を、腐りやすいからとサッシにするのはもったいない!
というわけで、そのまま木枠の窓を使っています。
たしかに、もうすでに古いですし、放っておけば腐るでしょう。
そこで、ペンキを塗ったり、水の通り道をぎこぎこ削ったり(笑)。
手間は少しかかりましたが、木の窓枠を残して本当によかった。

ブラインドも木製。 カーテン屋の友達に頼んで付けてもらいました。
本来、お風呂用ではないので、白いペンキを塗ってカビ予防。
棚はIKEAで買ったのを白く塗って付けました。
白がわが家のテーマカラーだから、というのもありますが、
ペンキは腐食を防ぐ役割を果たしますから。
剥がれたら塗り直せるし、白いペンキってDIYの味方です。
給湯スペースとして使われていたときは仕切りがなかったようなので
新しくシャワー室への扉を付けてもらいました。もちろん木製。
四角い、表情のある小さなガラスがはめ込んであります。

お風呂なのに扉や窓枠が木だとカビが生えないか? 大丈夫!
毎日、お風呂からあがったらタオルで拭いています。
まずシャワー金具を拭きます。カルキが白く付着するのを防ぐためです。
そして、窓枠、ブラインド、扉の水滴を軽く拭き取ります。
めんどくさそう? むしろ、楽しいです。
好きな場所に手間をかけるというのは楽しいものです。
おかげでシャワーはいつもピカピカ。
水場の金具が光っていると「掃除が行き届いている」という印象になります。
これはホテルなんかでも実践されていること。金具ひとつで全然違います。
シャワールームの前には洗面台。四角いミラー付きの棚も手作りです。

Veronica
壁も天井も白いわが家にあって、 硬質な存在感を醸しているのがこれ。

レンジフードです。
部屋の構造からいっても、キッチンはアイランド型にするのが最良。
そう決めたとき、 フードの存在感を「消す」のではなく「生かそう」と考えました。
けれど、しっくりくるデザインがなかなか見当たらないのです。
モダンな部屋ならピッタリ!というものはいろいろあるのですが
うちのような古い木造の部屋に設置したら、「生かす」のは難しい・・・。
カタログを諦め、ネットで検索しつつ悩んでいたとき、「造作したら?」と天の声。
とはいえ、もちろん、自分で作るわけにはいきません。
リノベーションの指揮をとってくれた建築家の友人に、
・丸っこいラインは使いたくない。
・照明はいらない。操作ボタンもなくしたい。
・四角くミニマルに。でも、ブリキのような素朴さを残したい。
というようなリクエストを伝えて、できあがったのがこのカタチ

値段も、思ったよりかなり安く済みました。
「ありそうで、ないもの」を作ってもらうのって難しいですよね。
人の頭の中にある「いい」の基準は、本当に人それぞれで、
「伝わったはず」と思っても 、微妙に食い違うことは少なくないものです。
そこで諦めるのではなく、伝える手段を工夫し、多くの情報を共有して、
細かい部分をすりあわせながら積み重ねていくことが大切だと思います。
このレンジフードは、もちろん気に入っています。
デザインしてくれた友人、造ってくれた職人さんにも感謝感謝。
強そうな見かけの割にはさほどパワフルではないので、
マメに掃除して、キレイに使っています。

キッチンは女性の城。
城を自分好みの空間にしてみると、料理はさらに楽しくなりますよね。
Veronica
マトリカリアに似合うガスコンロをあれこれ探しました。
やっぱりこれしかありません!
ロジェール。フランスで長年にわたって愛用されている名品です。

日本のガスコンロは右回しですが、ロジェールは左に回して点火。
そして、点火するといきなり、火力が最大です!
慣れるまでは苦労するという噂でしたが、すぐに慣れました。
ご参考までに紹介しておきますが、
商品+取り付け工事費など、すべて込みで11万円でした。
満足度と丈夫さを考えれば決して高い買い物ではないと思います。
掃除も簡単です。何より、本当に好きなものを買えたので掃除が楽しい!
キレイに使いたいから、汚れたらすぐ拭き取らずにはいられないのです。
だから、「落としにくい汚れ」なんて無縁で、キレイに使えています。

ところが! 今年から、ガスコンロには火災を防止する「安全装置」を
つけないと販売できなくなるのだとか。
ロジェールをはじめ、 素敵な輸入物は使えなくなってしまうようです。
火災はもちろん避けたいですが、それって個人が注意すべきことで、
国が販売規制までするのはいかがなものでしょう?
私はロジェールが買えてよかったけど、
将来のメンテナンスのことを考えると少し不安も出てきますよね。
でも、大事に大事に、長く使っていきたいとさらに強く思いました。
ロジェールにぴったりのホーロー用品もご紹介。
片手鍋はDANSK。フタのクロスがなんともかわいらしくて好きです。
フライパンはSeppo Mallatがデザインした Finelを使っています。

Veronica

「ここをリフォームして暮らそう」
そう決めたとき、周りの人には「こんなところに!?」と心配されたものです。
築40年の木造。元は事務所として使われていた一室です。
コンセントを抜かれ、業者の引き取りを待っていたファクシミリが、
何もなくなった部屋の片隅で、やけに目立っていたのを覚えています。
壁はタバコのせいで黄ばみ、臭いも染みついている?そんな場所でした。

取り柄といえば、部屋の三方を陣取る大きめの窓!
古びた木製の枠と、昔ながらの素朴な可愛い鍵の形も魅力的でした。
けれど、せっかくの木枠はなんともいえないくすんだ青に塗られていて。
「全部白いペンキで塗ろう」・・・それが最初に決めたことでした(笑)。
そして、天井をぶち抜き、漆喰を塗り、ロフトやキッチンを作り・・・。
たくさんの人の手を借りながら、リフォームが進んでいきました。



こうして、「matricaria」が誕生したのです。

Veronica