2歳児のなぐさめ
ある日の夕食後の出来事です。
ちょっとしたことで、私はさめざめと泣いておりました。
トキワは自分のせいでママが泣いちゃったと思ったようで
いかにも心配そうな顔をしてトトト、と近寄ってきました。
至近距離で私の顔を見て、まずはにっこり笑いかけます。
普段なら、にっこりすればママもにっこりするからです。
でも、ママはまだまだシクシク泣いています。
「んん、ママ、何で泣いてるの?どうしたの?何で泣いてるの?」と
たどたどしくも精一杯の早口で問いかけます。
最初に「んん」とちょっと言いよどむのは、
何か言いたいことがあるのに、
その思いに言葉が追いついてこないときの、トキワのクセなのです。
か、か、かわいい・・・・・・。
あまりにかわいすぎて、もっと優しくしてほしくなった私。
どんな反応を見せてくれるのか楽しみになってきて、
「えーん、えーん」と、さらに泣いてみました。へへ。
すでに最初に泣いていた理由はきれいさっぱり消え去って、
息子のかわいさに感涙してしまった、というところです。
「んんん、えっとね、えっとね、ほら、トッキーのあげるよ、ママ食べていいよ」
何かいいことを思いついたような顔をして、
自分が食べ残したごはんを私の鼻先に持ってきました。
「ママ、トッキーが食べさせてあげるね」
スプーンでごはん(←食べ残し)を私の口元にぐいぐいぐい。
その目は真剣そのもの。
一生懸命に、私の目を見つめています。
そんなことされたら「ママはもうお腹いっぱいだよ・・・」
なんて拒否るわけにはいかず、んぐんぐんぐ。
「おいしい?」にっこりトキワ。
「うん、おいしい」私もにっこり。
こんな状況、笑わずにはいられませんからっ。
なんで泣いていたのかも、もう思い出せないくらい
かわいくて、うれしい。
「ママ、泣きやんだ? もう、泣きやんでね。ごはん、全部あげるからね」
そう言って、スプーンとごはんを私にくれました。
「はいどうじょ、全部食べていいからね」
Veronica

